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GOTEK FDD Emulator の HxC仕様(オプション編)

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オプション機能を付けたGOTEK          オプション機能を使うにはファームウェア(FW)が対応している必要があります。  ・OLED・LCD画面:FW v3.0.26.1a以降  ・セレクトボタン :FW v3.0.21.1a以降  最新のFWは”HXCFEUSB_HFE_beta_firmware.zip”ファイルの”Next_WIP_Alpha_Firmware_And_Tools”フォルダに入っているので必要があれば更新します。  設定ファイルも同フォルダ内の”HXCSDFE_Config_Files”フォルダに入っているものに更新します。 OLED画面  機能:ファイル名など文字表示できるようになります  GOTEK に最初からついてる画面をOLED画面に取り替えます。  該当するピンを間違えないように付け替えるだけです。  ※ OLEDによってピン配置が異なる場合があるので良く確認する。    付け替えたら設定ファイル(”HXCSDFE.CFG”)は”Normal mode”用を使います(設定ファイルは無くても良い)。  交換後に、電源を入れても画面が映らない場合・・・後述参照 LCD画面  機能:ファイル名など文字表示できるようになります  LCD画面を付ける場合は抵抗のハンダ付けも必要です。  詳細は、GOTEK のサポートページ参照  ・phpBB Gotek  http://torlus.com/floppy/forum/viewforum.php?f=33 圧電サウンダ  機能:フロッピーの読込/書込み時などに音が鳴るようになります  圧電サウンダと、ジャンパー設定の”JB”をジャンパーワイヤで接続します。   セレクトボタン  機能:ボタン押下でディスクの挿入/取出しなどできるようになります  タクトスイッチと、ジャンパー設定の”JA”を ジャンパーワイヤで接続します。  (「圧電サウンダ」項目の写真参照) ロータリーエンコーダ スイッチ  機能:ダイヤルを回してファイルを選択、スイッチ(ダイヤル押下)で挿入/取出しができるようになります  ”JA(SW/GND)”と”JK(DT/CLK)”からリード線でロータリーエンコーダに接続します。 写真のGOTEKは”JK(DT/CLK)”にピンがありませんでしたがピンが付いている場合もありま

GOTEK FDD Emulator の HxC仕様(使用方法編)

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使用方法は 3種類 あります。  ・ Indexed mode   元々ついてる画面(セグメント画面)用  ・ Normal mode   オプションでOLED画面に変更した場合。HxCとしての標準モード  ・ Autoboot mode  Amigaなど主に海外レトロPC向けなので、ここでは説明省略 0.ジャンパの設定  GOTEKが1台の場合、ジャンパピンを”S1”から“S0”に変更  GOTEKが2台の場合、1台はジャンパピンを”S1”から“S0”に変更   1.設定ファイル  “HXCFEUSB_HFE_beta_firmware.zip” の以下のフォルダにある” HXCSDFE.CFG ”をUSBメモリのルートにおく  ※”Normal mode”では無くても良い  ・ Indexed mode   \Config_Files\indexed_mode  ・ Normal mode   \Config_Files\Normal_mode 2.フロッピーディスクイメージ形式  複数のイメージ形式に対応していますが、HFE形式に変換するのが良いと思います。  変換方法は「 HxC Floppy Emulator の設定・使い方 (ソフト編) 」を参照  ファイル名は以下のようにします。  ・ Indexed mode    “DSKA + 数字4桁連番.HFE”  例: DSKA0000.HFE、DSKA0001.HFE ・・・・    飛び番号にすると、後の番号は認識されないようです    GOTEKでは、番号が表示されます  ・ Normal mode    任意のファイル名が可能    GOTEKでは、ファイル名が表示されます 3.操作方法   左ボタン/右ボタン :ファイルの変更   4秒ほど操作をしないと自動的にディスク挿入状態になります   ディスクの取り出しはファイル変更で対応   セレクトボタン (オプション):押下で挿入・取出しが可能 4.内部設定メニュー (Normal modeのみ)  USBメモリを刺していない状態で、左右ボタンを同時押しすると設定メニューになります。  設定メニューでは、ディスクの自動挿入までの秒数などの変更が可能です。   操作方法   左ボタン/右ボタン:設定項目の変更    4秒ほど操作をしないと項目が選択され

GOTEK FDD Emulator の HxC仕様(導入編)

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 GOTEK FDD Emulator に HxC Floppy Emulator のファームウェア(FW)を導入すると、HxC Floppy Emulator と同等の機能が使えるようになります。ただし、2017年12月時点エミュレートできるのはFDD1台分です。 HxC の FWを使うにはライセンス(ブートローダの書き換え権)の購入 (€10)が1台毎に必要です。 ライセンス購入 ・STM32 USB HxC Floppy Emulator Firmware  HxC2001 Software store  http://hxc2001.com/store/     赤丸 の”Flash tool””Last Firmware Update” を 先にダウンロード してから、”Buy”のアイコンをクリックします。  ※”STM32_SerialBridge.zip”と”HXCFEUSB_HFE_beta_firmware.zip”がダウンロードされる。  住所等の入力画面はフランス語ですが、英語表記の形式で入力すれば大丈夫です。一番最初の選択項目をブラウザの機能で翻訳したら ”Un particulier” –> “特定の” となってしまいましたが、個人使用の場合は ”Un particulier” を選択すれば良いようです。    書き換えに必要なアカウント情報などがメールで送られてきます。  支払いはクレジットカードか PayPal です。Vプリカなどのプリペイドカードが使えるかは判りません。  金額が €12 なのは VATという 税金が加算 されているからです。日本から購入する場合は課税対象ではないのですが、非課税の対応をするかは店次第ということらしいです。  登録、支払い完了後、15分程度でメールが届きました。 前準備  1.FT232RL USB TTL 変換アダプタと GOTEKにピンヘッダをハンダ付け  2.FT232RL USB TTL 変換アダプタを 3.3V にする(ジャンパを付ける)      接続  1.GOTEKのピンヘッダ、”BOOT0” と”VCC3V3”をショートする(ジャンパを付ける)  2.アダプターとGOTEKを接続する   +5V  <–>  +5V  (外部から電源を取る場合は接続不要)   GND

GOTEK FDD Emulator の購入(改造前提)

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 ネット検索してみましたが、GOTEK のオリジナルの販売元やサイトは判りませんでした。Amazon の商品説明によると、シンセサイザー用FDDエミュレータのようです。これをHxC仕様などに改造することでレトロPCで使用できるようになります。  ※FDDエミュレータについて簡単にまとめました。参照: 「 FDD エミュレータまとめ 」 用意するもの    ・GOTEK FDD Emulator SFR1M44-U100K  Amazon など  ・FT232RL USB TTL 変換アダプタ      Amazon など  ・ジャンパーワイヤ(メス~メス)      秋月電子 、 aitendo など  ・ジャンパーピン             秋月電子 など  ・ピンヘッダ(1x7~)            秋月電子 など  ※Flash Floppy仕様の場合は GOTEK 本体とジャンパー(スルーホール用テストワイヤなど)だけでも可能です。   ・スルーホール用テストワイヤ     秋月電子 など オプション(機能追加)  ・OLEDモジュール(128x32/I2C)       Amazon 、 aitendo など  ・圧電スピーカー(圧電サウンダ)      秋月電子 、 Amazon など  ・タクトスイッチ             秋月電子 、 Amazon など  ・ロータリーエンコーダ スイッチ      Amazon など   ※ロータリーエンコーダはプッシュスイッチ付きを使用すればタクトスイッチは不要です。  ※ リンク先は参考です。動作を保証するものではありません。購入時期により仕様の変更、バージョン違いなどの可能性もあります。  あとは簡単なハンダ付けができる環境と、タクトスイッチまたはロータリーエンコーダを付ける場合はケース加工用にハンドドリル、固定のためにグルーガン(ホットボンド)などあると便利です。  なお、HxC FDD Emulator は1台で2台分のFDDをエミュレートますが、GOTEK FDD Emulator は1台分だけです(2017年11月時点)。FDD2台をエミュレートしたい場合はGOTEK 本体、オプションなど2つ必要になります(FT232RL USB TTL 変換アダプタは1つで良い)。

X1 turbo 30 の FDD I/F を拡張ボード化

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 X1 turbo model 10 にそのまま付けて使う方法はダメでしたが(参照「 X1 turbo 10 に 30 の FDD I/F を付けたが認識せず 」)、拡張ボード化がうまくいきました。  現状、うまく動いていますが、 超初心者 が回路図と基板のパターンを追って製作したものですので何かあれば教えてもらえれば、と。   必要なもの   ・X1 turbo model 30 の FDD I/F   ・74S133   若松通商  http://wakamatsu.co.jp/waka/   ・74S10    model30の基板から入手   ・74LS02   model30の基板から入手   ・74LS04   model30の基板から入手   ・74LS14   model30の基板から入手   ・74LS32   model30の基板から入手   ・74LS245   model30の基板から入手   ・カードエッジ基板 44P(22x2)    ※見つからなかったので 50Pをカットして使用         電子部品通販 M.A.D   http://la04528673.shop-pro.jp/?pid=100750358   ほか、必要ならコネクタ等   ・X1 turbo 回路図  X1センター (図面関係)   http://x1center.org/  CZ-8BF1(FDD I/Fボード)から必要な部分を調べ、見よう見まねでExcelに図形で書いた回路図。黒字のA,Bの数字が拡張端子、緑のMの数字がFDD I/Fのコネクタ番号です。一箇所だけFDD I/Fボードに直接繋いでます(中央の写真)。右の図は参考までに作成に使った配線図(?)です。       完成。コネクタではなくハンダ付けにすればもう少しスッキリしそう。     外付け端子、内蔵端子とも使えました。 作る人がいるか判りませんが、回路図を合わせれば一からでも製作できると思います。 <おまけ>  当時はX1専用基板が販売されていたようです。高いです。   サンハヤト MCC-153   

X1 turbo 10 に 30 の FDD I/F を付けたが認識せず

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 X1 turbo model 10 に、model 30 の FDD I/F を付けてみましたが認識してくれませんでした。  model 30 の FDD I/F    model 10 と model 30 の違いは、フロッピーディスクドライブ(FDD)のかわりにデータレコーダ内蔵というだけでなく、拡張端子がほとんど非搭載となっています。  model 30 と比較して 非搭載 なもの   ・内蔵FDD(かわりに、データレコーダ内蔵)   ・外部FDD端子   ・RS-232C端子   ・マウス端子   ・デジタルテロッパ機能   ・グラフィックRAM(G-RAM)が半分  中を見てみると、メイン基板とその上のサブ基盤(こっちがメイン?)は両モデル共通で、model 10 のほうが端子やらメモリやらが付いていない状態になっています。 model 10 model 30  G-RAM は ICそのものを買ってきて空いているところにハンダ付けすれば認識されるので、結構やっている人はいたようです。  RS-232Cについても 追加したという話がありました。   ・Oh!石@RetroPC.NET シャープ博物館   http://retropc.net/ohishi/museum/index.htm                        (展示品一覧 X1turbo model10)  しかし、FDD I/F を付けたと言うのは見つかりませんでした。まぁ、model 30 を潰して、model 10 を拡張するとかないでしょうし。。  今回は、パーツ取り用の model 30から、G-RAM、RS-232Cまわり、FDD I/F 等を移植して、12V 電源も入れてみたりしましたが、FDDは認識してくれませんでした。  ・DC-DCコンバータモジュール(+12V/-12V)     Strawberyy Linux   https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=12071    model 10 と model 30 では、データレコーダ制御関連のROMの内容が違う(内蔵用、外付け用)と言うことなので、FDD もそうなのかもしれません。または移植がうまく言ってないのかもしれませんが、現