投稿

2月, 2019の投稿を表示しています

PC-88VA2 で SASIハードディスクから起動

イメージ
 SASIハードディスク(HDD)から起動する場合、HDDにシステム領域を作成します。 実機のSASI HDDは所有していないので SCSI/SASI デバイスエミュレータを使用します。    参照 「 PC-88VA2 に SASIハードディスクの接続 (RaSCSI編) 」  システムディスクを持ってない方はこちらも。    参照 「 PC-88VA PC-Engine ディスクの入手 」 1.システム領域 作成  PC-Engineを起動します。  方法1 :フォーマット時に作成   “S”オプションを付けてフォーマットします。   HDFORM C: /S  方法2 :”SYS”コマンドで作成   SYS C:   ※HDDに既にファイルがあるとエラーが出てシステム領域を作成できないので全て削除しておきます。 注 :「PC-88VA PC-Engine ディスクの入手」の方法で作成したディスクの場合は”方法2”で作成しますが(必要なファイルが含まれていない等の理由で)うまくいかない場合もあります。  “SYS2”と言うコマンドもあるようですがよく判りません・・・   ・ PC—VA資料室          https://sites.google.com/site/allabout88va/home    (“PC-Engine システムディスク” –> “ システムディスクに含まれるファイル ”)   ・ PC88.gr.jp            http://www.pc88.gr.jp/    (“VA FAQ” –> “ 1.20   SYS2.COMを使ってもSB2対応のシステムが作れません。 ”) 2.起動オプション設定 (VAは不要?)  (1)[ PC]キーを押しながら電源を入れるかリセットボタンを押す。  (2) [変換]キーを押し次画面(初期設定2)で矢印キーを使って”起動ディスク”を『固定ディスク』にする。  ※画像はPC--88VAエミュレータ”88VA Eternal Grafx”   ・ PC88.gr.jp (“ 88VA Eternal Grafx ”)       http://www.pc88.gr.jp/     (3) [ENTER]キーを押してセットアップモードを終了します。 3.バッテリー(設定の保

PC-88VA PC-Engine ディスクの入手

イメージ
 PC-88VAのシステムディスクがなかなか入手できないこともあるかと思います。そんなときに有効な技です。 VA用ソフトは起動にPC-Engineが使用されPC-Engine込みで配布されていますのでそのディスクを利用します。 ※当時のマシン語で動作するソフトは自前で起動部分から作るのが普通でしたが(OSが無かった)、PC-88VAとX68000は メーカーからOSが標準で提供されたので起動などからOSにまかせOS上で動くソフトを作っています。なのでOSの 特に起動部分はディスクに組み込まれて配布されてます。PC-9801ではMS-DOSの起動部分だけみたいなOSとしてMEGDOSと言うのもあったようです。と、多分そんな感じだと思います。  当時からネットが発達していれば今のMac(Apple)と同じように中古でハードを入手してOSが必要だったらネットからダウンロードできて、とか苦労せずに済んだかもしれません。  ここではネットで入手可能なフリーの同人ソフト「最終平気UPO (プレリリース)」を使用します。 ※元にするソフトのディスクによっては作成してもBASICが起動できないなどあるようです。  ・ PC88.gr.jp       http://www.pc88.gr.jp/   (“フォーラム” –> “自作ソフトライブラリ” –> “ 最終平気UPO プレリリース (うぴょりっくソフト) ”)  ディスクはD88形式のファイルなので実機で使用する場合はFDDエミュレータを使用するかフロッピーディスクに書き戻す必要があります。   参照 「 FDD エミュレータ まとめ 」「 D88 形式へのダンプと 書き戻し(旧型PC編) 」など  説明画面には shinra さん作成のPC--88VAエミュレータ” 88VA Eternal Grafx (VA-EG) ”を使わせてもらっています。エミュレータで作業したほうが効率が良いことも多いので環境を用意しておくと便利です。 手順は実機でも同じです。 ※エミュレータで行う場合はファイルの”読み取り専用”やD88設定の”Write Protect設定”を外しておきます。 ※エミュレータの導入・使い方などは”VA-EG”のヘルプを参照ください。  ・ PC88.gr.jp (“ 88VA Eternal Gra

PC-88VA2 に SASIハードディスクの接続 (RaSCSI編)

イメージ
 PC-88VA のOS(PC-Engine)は標準でSASIに対応、フリーソフト(?)を使用するとSCSIも使えるようです。  ※ただし起動ディスクにできるのはSASIのハードディスク(HDD)だけのようです。 SASIのHDDなど入手不可。たとえあったとしても正常動作は望めなさそうです。 SCSI/SASI デバイスエミュレータ”RaSCSI”を使用します。  ・ GIMONS DEVELOPER WORKS       http://retropc.net/gimons/index.html 1.用意するもの SASIボード  純正品(PC-88VA-21)以外にPC-9801用のSASIボードのほとんどが使用できるようです。  ディップスイッチの設定情報があり、40MBの容量が使えるボードを選ぶのが良いと思います。  ・ エマティなリサイクル     http://ematei.s602.xrea.com/   (“98JUNK.DOC” –> “Cバス周辺機器設定資料” –> “インターフェース SASI ”) RaSCSI動作環境   参照 :「 SCSI / SASI エミュレータ の RaSCSI (ベアメタルバージョン) 」 SASI/SCSIケーブル・変換アダプタ等  SASIとSCSIのケーブルは同じです。コネクタについてはほとんどが、    SASIボード :アンフェノール(セントロニクス)フル50pin    RaSCSI基板 :アンフェノール(セントロニクス)またはピンタイプのハーフ50pin  まだ製造しているのか(高いですが)新品の購入も可能です。  Amazon 、 サンワダイレクト など SASIハードディスクイメージ(HDF形式)  HDF形式は X680x0 エミュレータで使われている形式で”RaSCSI”の作者であるGIMONSさんが作成されている”XM6 TypeG”で作成可能です。エミュレータを使える人であれば説明は不要だと思いますのでエミュレータを使わないで作成する方法です。   (1) ツール、HDDイメージの入手   ・HDDイメージ    形式(HDI)は違いますがPC-88VA用にフォーマット済みのHDDイメージ      PC88.gr.jp          http://www.pc88.g

SCSI / SASI エミュレータ の RaSCSI (ベアメタルバージョン)

イメージ
 つい最近(2019年2月)リリースされた「 RaSCSI 」の” ベアメタルバージョン ”が 素晴らしい です。  “RaSCSI”自体は2年程前にリリースされ、もちろんその時点で便利な機能が用意されていましたが導入にOS(Raspbian)の知識が多少でも必要だったりで敷居の高さがありました。  ベアメタルバージョンではその敷居を取り除き簡単に導入できるようになっています。 導入に必要な情報は全て作者 GIMONS さんのページに書かれていますのでご確認ください。  ・ GIMONS DEVELOPER WORKS        http://retropc.net/gimons/index.html   ”RaSCSI”で必要なものやRaSCSIについて説明されてます。   “RaSCSI BAREMETAL”にベアメタルバージョンのソフト及び導入方法が説明されてます。 必要なもの ・Raspberry Pi 2 Model B / 3 Model B(B+) / Zero / Zero W(WH)  推奨は”Raspberry Pi 3 Model B”となっていますが安価な Zero(W)で試してみるのも良いかと。     SWITCHSCIENCE 、 KSY 、 RSコンポーネンツ 、 Amazon など ・RaSCSI基板  回路図が公開されていますので自作できるほか、完成基板が同人ハードとして複数種類販売されています。 使用する機種やSCSI/SASIボードとの相性などもあるようです。動作情報が作者の方のページなどにあります。  なお、RaSCSIはX680x0での使用を目的に製作されているとのことなので他機種での使用時には試行錯誤が必要になる場合がありそうです。 所有 ・Raspberry Pi 3 Model B ボード&ケースセット     Amazon ・Raspberry Pi Zero   (Wi-Fiなし)          ・Raspberry Pi Zero W  (Wi-Fiあり)            SWITCHSCIENCE  ※SWITCHSCIENCEの”Zero””Zero W”にはピンヘッダが付いていません。付いているのは”Zero WH”です。 ・RaSCSI基板(えくしみえむ版Fullバージョン)   えくし

PC-88VA2 の修理(画面の色がおかしい)

イメージ
 画面の色がときどき青くなったりで安定しない状態。 一部の色が表示されない場合など、縦基板のコンデンサ交換により改善されるとの情報がありましたが、既に交換済みなので別の原因。  ・ ASAYAN-TOWN        https://www.asayan-town.com/   (“N地区” –> “PC-88VA3” –>”(2)サウンドボードのコンデンサを交換”)  同じ方の Twitterで”VA3”の画面が表示されなかった原因が(RGBコネクタなどある)リア基板との情報。 昨年から悩んでいた画面が出ないPC-88VA3が治った!何してもわからなくて、諦め二個一にしちゃおうと思ってヤフオクで1台ジャンクを落として組み替えている途中で原因判明!なんとコネクタとEMI部品しか載っていないサブボードがNG。盲点だった。なにも載っていないのになぜ?結果ジャンクの方も稼働! pic.twitter.com/IXkRsU0K2u — asayan (@asahara420316) 2019年2月9日  詳細は不明(?)なようですが、調べて見る価値はあり・・・原因はリア基板でした。 アナログRGBとビデオ出力とを切り替えるスイッチの接点不良が原因でした。       基板に付いている方の金具が黒くなっていたので磨いてキレイにしたところ安定した画面表示になりました。   分解せず接点復活剤を使用とかでも良いかもしれません。

レトロな音源チップを最新PCで

イメージ
 “家電のKEN CHAN”で「SPFM Light MUCOM PACK」を購入しました。 最新のWindows機でレトロな実音源(PSGやFM音源)を使用した音楽再生が可能になります。 ・家電のKEN CHAN(カテゴリー”RE:birth”)      https://www.kadenken.com/     SPFM Light MUCOM PACK  昨年(2018)末に公開された「MUCOM88」と言う楽曲制作用ツールを記念(?)した、音源(YM2608)モジュール「RE:birth」とそのインターフェースとなる「FMの台(SPFM Light)」がセット(+α)になったお得な商品です。  キットでの販売なので自分でハンダ付けする必要がありますが組み立て代行もあるようです。 MUCOM88  “MUCOM88は、古代祐三が自ら開発した、NEC PC-8801mkⅡSR以降に搭載されたYM2203及びYM2608(サウンドボードⅡ)を対象とする楽曲制作用ツールです。”(「MUCOM88」 HPより)  ソフトはディスクイメージで無償公開されていますのでエミューレータや実機(PC-8801シリーズ)で使用可能です。また“MUCOM88”をWindows上で動作させるシステム”MUCOM88 Windows”もあり”RE:birth”などの音源モジュールを使用した音楽再生が最新のWindows機でできます。  音楽制作できなくても、サンプルMML集が公開されていますので必聴です(PC単体でも再生可能)。  ・MUCOM88         https://www.ancient.co.jp/~mucom88/  ・MUCOM88 Windows     https://onitama.tv/obsweb/index.html RE:birth  “RE:birthとは、FM音源を始めとする様々な音源ICを使って再生・制御が可能になるキットです。”(「RE:birth」HPより)  レトロPCに搭載されていた音源毎にモジュールとして入手できます。 音源モジュールは、「FMの台」(USBでPCと接続)や「IF-8800-24」(PC-8801FH/MH実機と接続)などのインターフェース基板と合わせて使用します。  ・FM音源伝説 Project RE:birth