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X680x0 の電源修理 (SH4 B)

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参考過去記事 「 X680x0 の電源修理 (SH2/3/4) 」  XVIの電源、SH4Bの修理です。Bが付いているのはネットなどの情報でも見たこと無い初めてでしたがパーツ構成は他の電源(SH4など)と変わらないようでした。    この電源はヒューズ切れでコンデンサの液漏れも酷かったので部品総取っ替えをすることに。  部品のほとんどは既に生産終了していて入手困難ですし代替品を探すにも知識がなく自分で揃えるのは難しいですが、X68の電源について かおる さん(twitter: @JS1DSR )が便利なパーツセットを頒布されていますのでそちらを使用しました。 ・ X680x0電源ユニット(SH3/SH4/SH5)補修部品セット     BEEP SHOP  部品の数が多いので交換は大変ですが このセットを使えば直らない電源は無さそうな感じです。  後は、液漏れによりランドが剥がれて断線したりしたのでジャンパして完了。  左:修理前。ヒューズ切れで液漏れなども酷い  中:修理後  右:修理後の裏側       twitterで教えてもらった故障箇所 はい。T2短絡でQ31が相当な高温になり破壊に至ります。こうなったら、T2交換確定です。 T1はおそらくPRO2と同じですね。 — かおる@ヤドン (@JS1DSR) October 4, 2019  部品を外した際にフラックスクリーナーなどでキレイに。調子にノッてケーブルまで外してますが付けたままで大丈夫ですね(ガッチリハマってるので取り外しでケーブルの皮膜が剥がれやすい)。 ・ サンハヤト フラックスクリーナー スプレー        ヨドバシ 等 右:ケーブルの接続位置    

X68000 Compact の修理

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 ジャンク入手のメイン基板が とんでもない状態でしたが修理で復活できました。  コンデンサが雑に付いているのはともかくランドが幾つも剥がされているのが面倒でした。この辺のコンデンサは音関係のものらしくサービスマニュアルが公開されている X68030 Compact と (ほぼ) 同じ構成 なので回路図と別のCompactの基板(ADPCMが極小で直らない・・・)でチェックしながらポリウレタン銅線(UEW線)でジャンパしました。  幸い(?)ランドが剥がれていただけで機能は問題なさそうで無事動作しました。ジャンパした音周りもスピーカー、PHONE、LINE出力とちゃんと鳴っているようです。最大の弱点(?)と思われるADPCMも今の所ちゃんとでていて一安心。  X68000/30 の Compact はADPCM、FDD、電源とトラブルも多いようで完動品は貴重なんじゃないでしょうかね??Compactのメリットはコンパクトなこと、でそれ以上もそれ以下も無い感じです。。  左:修理失敗と思われる入手品  中:キレイにしたところ。ランドが幾つも剥がれて酷い状態。  右:UEW線でジャンパして何とか修理(上:表、下:裏)       X68030 Compact のサービスマニュアルに(ほんの一部ですが) XVI Compact のパーツ番号を付けた回路図。   ・ サービスマニュアル X68030 CZ-300C-B/CZ310C-B        COCORO BOOKS  (メニュー”レトロ家電カタログ” –> “ シャープ製品 ” –> “X68000”)