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X680x0 (X68000/X68030) をインターネットに接続 (RaSCSI編)

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SCSIデバイスエミュレータ RaSCSIは LANボードにもなってくれます! ・ GIMONS DEVELOPER WORKS          http://retropc.net/gimons/index.html X68000のコマンドからヤフーとgoogleにpingが通った。    X680x0のLANボードとしては Neptune-X 、 Nereid が主に使われている(た)ようですが、Neptune-Xは自作用で古いLANボードに付いているICが必要、Nereid(複合ボード)は頒布が終了していて入手が不可(困難)と どちらも今から用意するのは難しそうです。   RaSCSI であれば現在、同人ハードが複数 頒布されていますし既にSCSI ハードディスク(HDD)として利用している人も多いと思いますので設定を追加するだけで使えて便利です。  ネットワーク機能なので ベアメタルバージョンは使えません(ブログ掲載時)が、多くの方が導入方法を解説してくれていますので導入はそれほど難しくは無いかと思います。 同人ハードウェアサークル「Project M.P.S」のサイトではPDFの導入書も配布されています。 ・ Project M.P.S              http://projectmps.net/  (トップページの”RaSCSI導入書”) ※ RaSCSIの導入方法は多くの方が解説してくれていますのでここでは省略します。 ※X680x0でRaSCSIが使えるようになった後 のネットワークについての設定方法です。  設定には RaSCSIアーカイブ内 の” x68k.txt ”「イーサネット接続」と”DEKOのアヤシいお部屋。”サイトの「 Neptune-Evolutionサポートコーナー 」の情報を主に参考にさせてもらいました。 こちらのサイトはX680x0関連の同人系ハード情報も充実しています。 ・ DEKOのアヤシいお部屋。         https://ht-deko.com/index.html  ([Hardware 関連]”X680x0 コーナー” –> ”Neptune-X” –> “ Neptune-Evolutionサポートコーナへ ”) X680x0の設定  “Neptune-Evolutionサポートコーナ

040turbo Replica

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 「 X68/040turbo  A Story of Making “After X68030” 」( BEEPs 著)本に掲載されている 回路図等を元に製作しました。技術的な話は自分ではよく判りませんが 読み物としても面白いので この本はオススメです。          回路図通りとは言え 書籍に掲載されている回路図から実際に動作するものを製作したとの情報がありませんので 動作するものを作れるかは判りませんでした。ただ、最初 一通り組み立てた後 動かなかったので何か情報がないかネット検索したときにtwitter上に040turboを作っていた人がいたのを後日 見つけました!  因みに動かなかった原因は IC名のシルクを逆に付けていたせいで部品も間違えて付けてた・・・楽せずしっかりチェックしなくては。  回路図通りで大丈夫なはずです。はず と言うのは 030 I/Fあたりを 060turboに一部合わせた(と言うか流用した)ので微妙に違うかも・・・  部品については 060turboのように選定がシビアと言うことはなさそうで何個か作成しましたが全て動作しています。GALの書き込みは”TL866IIPlus”で行えました。  ・「 TL866IIPlus の使い方 」  MC68040は ちょうどヤフオクで出品がされていたので中古ですが手頃な価格で入手できました。MC68060のようにFAKE(偽物)が出回っているかは判りません。  ・「 MC68060 と偽物(FAKE) と返品・返金 」  接続I/Fコネクタの専用品(常盤商行など)は自分が入手したのは結構な金額でしたが 安価にすませたい場合は 秋月等で入手可能な 丸ピン連結ソケットで良いと思います。  ・丸ピンIC用連結ソケット(両端オスピン)      秋月 等     040モード用のLEDも既存のLEDの上に付けるだけで青が強いので割とキレイに光ってます。  ・角型青色LED                  秋月 等    

MC68060 と偽物(FAKE) と返品・返金

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 060turboには当然 MC 68060が必要 ということで入手しましたが、これが何と偽物(FAKE)!?で実際は 68060の廉価版 (Low-Cost)の 68 LC 060でした。   両方偽物 (シルクは” 68060 ”だがBIOS表示”XC68 LC 060”となって”FPU”の表示がなし)        と言うことで少し調べてみたところ海外のサイトによると偽物が多く出回っているようだとの情報。 ・ fake 68060 rev6          http://leblogdecosmos.blogspot.com/2013/03/fake-68060-rev6.html ・ The LaST Upgrade 060 FAKE CPU    https://www.exxoshost.co.uk/atari/last/CT60/fake/index.htm  68060について、日本では(超)マイナーなのか Wikipediaを見ても日本語と英語のページの情報量の差が大きい。。LC版、EC版の文字すら無い。 ・ Wikipedia     日本語ページ      英語ページ  日本のサイトを探すと68060のついて触れるのは060turbo関連だけな感じで 68060の偽物の話題はなさそうですね。060turboは当時の市販品でしたし、その後も まとめて頒布(?)されているようなので正規というかそれなりに信頼されているところから入手しているようですから本物と言うことでしょう。  それらの情報を見ていたので特に疑いもなくebayで 68060の75MHz版を 安いところから2つ、別々の店舗から購入したのですが2つ共 LC版でした・・・ebayで75MHzを購入して本物でしたとの情報も頂いたので 運が悪すぎ?  安いLC版のシルクを消して高額な68060に書き直されていると思われ 見た目だけで判別するのは難しそうです。そもそも 商品画像と明らかに違う(マークがないとか)ものを送ってくる場合も(今回1つはそうでした)。先のサイトを見ると75MHzだけではなく50MHzなどでも偽物があるようなので購入するなら返品や返金ができるところからが良いかと。  ebayは返品・返金に対して 場合によっては ebay自体が店舗との間に入ってくれるので一応 安心です。

イメージファイルからのファイルの取り出しについて

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 イメージファイル操作ツールの定番”DiskExplorer”でファイルを取り出すとファイルサイズが変わってしまうことがあるようです。  過去にもおかしなことが時々あったと思うのですが追求していなかった(バイナリエディタで調整したりしてた・・)のですが今回、X68030の ROM 作成をブログに書くに当たり、同現象について調べました。  エミュレータ?デバッカのバグ?など調べた結果、”DiskExplorer”からファイルの取り出しで容量が変わっていました。 例: 抽出したIPL ROMのサイズが変わる  サイズ 65,536バイトですが、取り出すと  サイズ 66,560バイト、に      どのファイルもが変わるわけではないので気付きにくいかもしれません。同様の現象についての情報を見たことは無いと思うので自分の環境だけ?か原因は不明です。  他のツールとしては以下のようなものを使用しています。 フロッピーディスク イメージ 用 ・L3ディスクエクスプローラ(L3 Disk Explorer)   日立 ベーシックマスター レベル3 マーク5 / S1    http://s-sasaji.ddo.jp/bml3mk5/ フロッピーディスク・ハードディスク イメージ 用 ・ND   eueeのおうち                   http://euee.web.fc2.com/index.html  (“あぶないツールのおへや” –> “ ND Ver.0 alpha ”)

TL866IIPlus の使い方

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 使い方ですが特に難しいことは無いと思います。 1. ソフトのインストール  aitendoの商品ページからもダウンロード可能です。  ・ 高速超小型汎用プログラマー [TL866IIPlus]       aitendo   XgproV805_Setup.exe を右クリックの” 管理者として実行 ”で起動します。ダブルクリックで起動するとドライバがインストールできません。 2. 装置をPCに接続してソフト” Xgpro TL866II Plus ”を起動  起動時に”refresh”を求めるメッセージが表示された場合は、装置のファームウェア更新を行います。  ソフト起動後にメニューの”Tools” –> “ Reflesh firmware”で更新 3. ”Select IC”の項目のボタンを押して書き込み対象のROMを選択  “Search Device”に名前を入力して検索  例:M27C4002     4. ROMを装置に載せレバーを立ててセット   5. ”File” –> “Open”で書き込むデータを読み込む  読み込む設定は初期値のままで良い 6. ”Device” –> “Program” で”Chip Program”のウィンドウが表示されるので[Program]で書き込む  ※“Location in Socket”のようにROMが装置にセットされていることを確認    あまりエラーになることは無いかと思いますが、あるとすれば既に書き込みがされているROMに書き込みを行おうとしたときでしょうか。  今回使っているM27C4002は基本的に1度しか書き込めません。再度、書き込みを行いたい場合はROMの中心窓の部分に強い紫外線をあてて内容を消去する必要があります。 消去する装置はaitendoでも取り扱いがあります。書き込み可能かは”Device” –> “Blank Check”で確認できます。 ・ ロムイレーサー [RE-800]       aitendo 等

060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ フルパッチ)

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※XEiJ 0.20.12.31 リリースから ROMファイルの作成機能が追加されてます。 ・STUDIO KAMADA       https://stdkmd.net/  (X68000” XEiJ (X68000 Emulator in Java) ”) 参照 「 060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ) 」 注意: 作成したROMで十分なテストをしたわけではありませんので不具合等あるかもしれません。  KAMADAさんが作成されているX68000 エミュレータの “XEiJ”から 060turboで使用できるROMを作成します。   060turbo を使用していなくても X68030 の ROMデバッガ 、 ROM Human の不具合等 を KAMADAさんが 修正された ROMとしても使用できます。 ・ STUDIO KAMADA       https://stdkmd.net/  (X68000” X680x0 のメーカー純正ソフトウェアの不具合について ”) XEiJ はjavaで動作する X680x0 エミュレータです。使用方法などは作者の方のサイトで確認できます。  060turbo用にIPLだけ使用したい場合は「 060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ IPL) 」 用意するもの ・X68000エミュレータ XEiJ 動作環境   STUDIO KAMADA      https://stdkmd.net/  (X68000” XEiJ (X68000 Emulator in Java) ”) ・Human68k、デバッカ(XC2101.LZH)  X68000 LIBRARY       http://retropc.net/x68000/  (1.ソフトウェアライブラリ”無償公開されたシャープのソフトウェア” –> “C Compiler PRO-68K ver2.1(XC)”) ・ROM分割ツール  xeijrom20191211.zip       直リンク  ※ツール及び手順書を KAMADA さんが作成してくださいました。ありがとうございます。 ・IPL用ROM 2個(M27C4002等) ・ROMライタ  高速超小型汎用プログラマー [TL866IIPlus] 等   aitendo 等 ・実機とWi

060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ IPL)

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注意: 作成したROMで十分なテストをしたわけではありませんので不具合等ある可能性もあります。 修正:  2019/12/11 XEiJがメモリ12MBになっていたので4MB(標準)で起動するように変更  KAMADAさんが作成されているX680x0 エミュレータの “XEiJ”から 060turboで使用できるROMを作成します。 XEiJ はjavaで動作する X680x0 エミュレータです。使用方法などは作者の方のサイトで確認できます。 ROMデバッガ、ROM Humanの不具合パッチも含めたXEiJのROMを使いたい場合は  「 060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ フルパッチ) 」 用意するもの ・X68000エミュレータ XEiJ 動作環境   STUDIO KAMADA      https://stdkmd.net/  (X68000” XEiJ (X68000 Emulator in Java) ”) ・Human68k、デバッカ(XC2101I.LZH)   X68000 LIBRARY       http://retropc.net/x68000/  (1.ソフトウェアライブラリ”無償公開されたシャープのソフトウェア” –> “C Compiler PRO-68K ver2.1(XC)”) ・ROM分割ツール  mlsbcut16.zip          直リンク  mlsbtools.zip   えくしみえむ 資料館        http://www.katch.ne.jp/~x680x0_mania/index.html  (“X680x0関連” –> “XM-6BE6AP” –> “ブートできるIPL-ROMを作る(ビルドする)例” –> “ ツール ”)  ※mlsbcut16は えくしみえむ さんが作成してくださいました。ありがとうございます。 ・IPL用ROM 2個(M27C4002等) ・ROMライタ  高速超小型汎用プログラマー [TL866IIPlus] 等   aitendo 等 ・実機とWindowsとのファイル交換環境  「 Windows と X680x0 のファイル交換(RaSCSI”ベアメタルバージョン”編) 」  「 Windows と X680x0 のファイル交換(MO

060turbo Replica

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 サイトで公開されていた回路図を元に”060turbo Replica”を作成しました。性能を向上させる知識は無いため 060turbo そのまま(のはず)です。 ※サイトはジオシティーズ(2019年3月末終了) にあったため消えてます。移設されたかは不明。  回路図は未検証の参考資料としての公開でしたのでちょっと手を出せずにいたのですが 過去に回路図から作成された人がいたらしいと言うような情報があり 急にやる気になりました。 ※実際には(ネットの情報を見る限りでは)回路図からは作成してなさそう? ※回路図通りに作成して動作するかは判りません。一部、手を加えて作成したので回路図通りでは試していません。手を加えたものが本当に正しいかも判りません。  また、 cliff さんのサイトがあったのも大きいです。アドバイスもいただきました。 ・ cliffの初志貫徹          https://artsys.biz/~cliff/  (“X680x0” –> “ MPUアクエラレーター 060turbo ”)  060turbo 用ROMは X680x0 エミュレータの” XEiJ ”から作成しました。 ROMの作成について作者の KAMADA さんにアドバイス等いただきました。 ・ STUDIO KAMADA         https://stdkmd.net/ ROMの作成方法 「 060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ IPL) 」 「 060turbo 用 ROMの作成 (XEiJ フルパッチ) 」  060turboですが、cliffさんのサイトで言われている通り 一筋縄では行かないようです。現在、同じ部品で2つ作成しましたが1つはSIMMメモリも含め動作確認できましたが、1つは030モードのCPUも認識していないようでBIOS画面も表示されません。  動作するものが作れたため回路自体は大丈夫な気はしますが・・・基板の不良、部品の取り付け不良等 考えられますし原因不明です。オリジナル等でも、個体、部品の相性等あるようですし・・・追加の部品が来たらもう少し試しに作る予定。  性能や質について、オリジナルの 060turbo を所有していないため比較してどの程度か不明ですが SI(System Information表示ソフト)のパフォーマンスはネ