FM77AV (2DD搭載機種) と FDDエミュレータ (2Dディスク編)
2DD対応のフロッピーディスクドライブ(FDD)を搭載した初代機以外のFM77AV(20/40/20EX/40EX/40SX)でFDDエミュレータを使用する場合の注意点です。※実際に確認したのは所有機(FM77AV40)のみです。
ディスクは2Dタイプ
ディスクのイメージはHxC(hfe)形式
HxC FDD Emulator の場合
“HxC Floppy Emulator software”で[Export]する前に[SD HxC Floppy Emulator settings]を開き”HFE file Interfacemode”で”Double Step”をチェックしておきます。
参照「HxC Floppy Emulator の設定・使い方 (ソフト編)」
Gotek FDD Emulator(HxC仕様) の場合
“HxC Floppy Emulator software”で[Export]する前に[USB HxC Floppy Emulator settings]を開き”Mode”で”Double Step”をチェックしておきます。
Gotek FDD Emulator(FF仕様) の場合
・v3.13a以降
“HxC Floppy Emulator software”で[Export]する前に[USB HxC Floppy Emulator settings]を開き”Mode”で”Double Step”をチェックしておきます。
・旧バージョン(v3.12a以前)
Gotek FDD Emulator(FF仕様)でも HxC(hfe)形式を使用できますが”Double Step”の設定には対応していないようです(2018年10月現在)。そのため読めるようにするのに手間が必要でした。
なお、ここで紹介する以外の方法があるかもしれませんし何より”Double Step”設定に対応してくれると良いのですが。。
1.”Kryo Flux Stream”ファイルを作成(“HxC Floppy Emulator Soft”など使用)
2.40トラックを80トラックにする
(リネームソフト“Flexible Renamer”など使用してファイル名のトラック番号を2倍にする)
track_00.0.raw ー> track_00.0.raw
track_00.1.raw ー> track_00.1.raw
track_01.0.raw ー> track_02.0.raw
track_01.1.raw ー> track_02.1.raw
track_02.0.raw ー> track_04.0.raw
・・・ ・・・
3.”HxC Floppy Emulator Soft”で80トラックにした”Kryo Flux Stream”ファイルを”hfe”形式に変換
※現行の”HxC Floppy Emulator Soft v2.1.11.1”だとファイルが読み込めない場合があったので古いバージョンを使用。古いバージョンは以下のサイトから入手可能です。
・SOURCE FORGE https://sourceforge.net/projects/hxcfloppyemu/
“Double Step”の設定について
“Double Step”の設定が必要な機種はFM77AVの2DD対応FDD搭載機種くらいで、他の主なレトロPC(PC-88シリーズ、X1シリーズなど)では不要です。
この違いは”Duble Step”機能を実機においてPC本体で制御するかFDDで制御しているかの違いからきていると思われます。
<参考>
・HxC2001 http://hxc2001.free.fr/floppy_drive_emulator/
・Flexible Renamer http://hp.vector.co.jp/authors/VA014830/FlexRena/
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