PC-88VA HDD内の環境構築メモ

ハードディスク(HDD)が使えるようになったのでツールなどの環境構築。情報乏しくなかなか大変です。
PC-88VA2 に SASIハードディスクの接続 (RaSCSI編)
PC-88VA2 で SASIハードディスクから起動
”CONIFG.SYS”の内容
FILES = 20
BUFFERS = 20
DEVICE = A:¥PCEPAT.SYS
DEVICE = A:¥MSE352B.COM
DEVICE = A:¥PCPLUS.SYS

※サイト記載のないものは”PC88.gr.jp”の”Software Library”から入手。
 PC88.gr.jp        http://www.pc88.gr.jp/
PCEPAT.SYS      PC-Engine のバグフィックスと機能拡張(?)
 “PCEPAT.COM”をPC-Engine上で実行するとファイルが解凍される。
MSE352B.COM     PC-Engine 用MS-DOSエミュレータ
 ・魔導師の跡地       http://hp.vector.co.jp/authors/VA015636/
 “Ver 3.52a”と差分をダウンロード。差分は”WSP”と言うソフト(後述)で適用する。
 MSEについて:“PC88.gr.jp” –> “VA FAQ” –>  「6.2    MSEで使えるソフトを教えてください。
・PCPLUS.SYS      PC-Engine に機能を追加
 “PCP108””PCP108P”をダウンロード。差分は”BUPDATE”と言うソフト(後述)で適用する。


以下のソフト群はMS-DOS用なので”MSE”が必要
書庫・差分ツール
LHA          LZHファイルの圧縮・展開ツール
 ・統合アーカイバプロジェクト http://www.madobe.net/archiver/index.html
 “Ver 2.13”を使用。解凍は”e”オプションを付ける。
BDIFF(BUPDATE)    差分作成(適用)ツール
 BDF形式用。適用には”BUPDATE”を使用。
・WSP          差分作成(適用)ツール
 ・Vector       https://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se000818.html
 WUP形式用。

ユーティリティ
・K-Launcher      2画面ファイラー(ファイル管理ツール)
 ・TORO’s Library    http://toro.d.dooo.jp/index.html
  (“Software” –> “ MS-DOS” –> “K-Launcher”)
 “KL130.LZH”をダウンロード。PC-Engine上で”KLVA.COM”を実行すると”KLL.COM”が作成される。
 作成後は”KLV.EXE”を削除し”KLL.EXE”で起動。
 設定に関して
 ・拡張子別の起動コマンドを使う場合は環境変数(“AUTOEXEC.BAT”など)に設定が必要
   SET COMSPEC=A:¥PCENGINE.COM
 ・設定ファイル(KL.CFG)の変更を反映するには”KLCUST.EXE”を実行する。
 

ミュージック
PMD         ミュージックドライバー
 PC-Engine上で”PMD45C.COM”を実行するとVA用のファイルが作成される。
  PMDVA.COM     YM2608用
  PMDVA1.COM     YM2203用
 再生は”PMP.COM”で行う。
PMDPV        PMD再生ソフト(M/M2形式)
 ・Vector        https://www.vector.co.jp/soft/dos/art/se021231.html
 “PMDPV”そのものは画面表示がおかしく使えないが同梱の”TXTPV92G.COM”を実行して作成されるテキストバージョン”TXTPV.COM”が再生表示のみ使用可能。“K-Launcher”と組み合わせてギリギリ実用的?
 設定
 (1)K-Launcher の “KL.CFG” を以下のように設定
  X_Eret    = 0        ; [Enter]でマークを無視    0:しない   1:する
 (2)K-Launcher の “KL.CFG”の”拡張子実行の登録”に以下を追加
   Sr    ,M  ,TXTPV /k %C
   Sr    ,M2 ,TXTPV /k %C
 (3)”KLCUST.EXE”を実行して”K-Launcher”に設定を反映
 再生
 (1)”PMDVA”を常駐
 (2)”K-Launcher”を起動
 (3)再生したい音楽ファイル(M/M2形式)をスペースキーで選択後[Enter]を押す
 (4)次の曲へは[Q]キー。
 TXTPVのファイラー機能などは動作しないようです。下手にキーを押すとフリーズします。
 次曲の再生にキーを押さないといけないのが面倒ですが他の方法が判りません。当時の人たちの再生環境を知りたいですね。
 

 画像の曲
 


 書庫の展開はPC-88VA上で行うほうが良いです。Windowsで展開して持っていった場合、ファイルの日付が変わって差分を適用できないとかなる可能性があります。

コメント