GOTEK FDD Emulator (AT32F415等) の FF仕様(導入編)

 世界的な半導体不足の影響からか、2021年春頃から GOTEKのマイコンが “Artery AT32F415”等に変更となっているようです。
※基板の種類が複数あり、FFを導入できない場合もあるようです。

参照
・GitHub FlashFloppy Wiki   Gotek Models     
・MSX Resource Center    Goteks with new "guts"

前準備
 1.GOTEKの”BOOT0” と”VCC3V3”にピンヘッダをハンダ付け。
  ※ピンヘッダは付けなくてもできますが、更新の度に必要なので付けたほうが楽だとは思います。
  jumper

 2.FlashFloppyのサイトからファームウェアを入手する
  ・FlashFloppy     
https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki/Downloads
               (Latest Release の “Download”から入手)
 3.GOTEKの書き換えソフトを入手してドライバをインストールする
  ・ARTERY       https://www.arterytek.com/en/index.jsp
   (“PRODUCTS” –>”Mainstream”–> “AT32F415 Series” –> “Tool” –> “ISP”)

 4.ドライバのインストール
   “Artery_DFU_DriverInstall.exe”を実行、”AT32 Bootloader DFU”を選択して[Install driver]
  
書き換え
 1.GOTEKに付けたピンヘッダ”BOOT0” と”VCC3V3”をショートする(ジャンパを付ける)

 2.GOTEKをUSBでPCと接続。デバイスドライバで”AT32 Bootloader DFU”と認識される。

 3.書き込みツール"ArteryISPProgrammer.exe”を実行。
  ※表示が中国語の場合、下の項目で”简体中文”を”English”に変更すれば英語表示になる。

 4.port type で「USB DFU」を選択し [Next]

 5.”Target”項目で「AT32F415CBT7_128K」等を選択し[Next]

 6.次の画面で”Download to device”が選択できな場合、プロテクトが掛かっているので最初に解除する。
  (1)"Enable/Disable Protection" 項目で「DISABLE Read Protection」を選択し[Next]
  (2)プロテクト解除に関する警告メッセージが出るが、実行してプロテクトを解除する
  (3)ステータスが 100%になったら、[Back]で戻る

 7.”Download to device” を選択、
  ・[Add]で Flash Floppy のファームウェア(拡張子がhex)を選択
  ・”Erase option”で「Erase the pages of file size」
  ・Verify after download をチェック
  として[Next]

  書き込んだデータの読み込みプロテクトについての警告メッセージが出るかもしれないが無視して OK で実行(書き込み)する。

 8.ステータスが 100%になったら終了

ケーブルとジャンパーを外し GOTEKの電源を接続、画面が”F-F“担っているのを確認する。

ファームウェアを更新する場合も 同じ作業が必要。

GOTEK FDD Emulator の FF仕様(導入編2)」なども参考にしてください。



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