GOTEK FDD Emulator の FF仕様(導入編2)

アダプタが不要な方法を試してみました。
 ・FlashFloppy Firmware Programming https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki/Firmware-Programming
                   (Method 2: USB Programming)
前準備
 1.GOTEKにピンヘッダをハンダ付ける
  ※ピンヘッダは付けなくてもできます
  DSC_1951a
 2.GOTEKのピンヘッダ、”BOOT0” と”VCC3V3”、”TX”と”+5V”をショートする(ジャンパを付ける)
  ※ピンヘッダを付けなかった場合はジャンパーワイヤなどでショートします
   ・秋月電子   http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-09831/
  DSC_2075abc
 3.FlashFloppyのサイトからファームウェアを入手する
  ・FlashFloppy     https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki/Downloads
               (Latest Release の “Download”から入手)
 4.GOTEKの書き換えソフトを入手してインストールする
  ・STSW-STM32080  http://www.st.com/ja/development-tools/stsw-stm32080.html
   ページ下の”ソフトウェア入手”をクリックして、メールアドレス等登録後にダウンロード可能
   ダウンロードしたファイルをインストールします

書込み用ファイルを作成
※FlashFloppyの”v0.9.19a”からは”dfu”ファイルが同梱されていますのでこの作成は不要です。
 1.Dfu file manager(Windowsのメニュー –> stmicroelectronics)を実行
  ff_01
 2.”I want to GENERATE a DFU file from S19, HEX or BIN files”を選択で、[OK]をクリック
 3.”Injection”枠内の [S19 or Hex] をクリック、”FF_Gotek-v(バージョン番号).hex”ファイルを選択
   ※FlashFloppyのサイトからダウンロードしたファイル内にあります
  ff_03
 4.[Generate]をクリック、出力ファイル名を入力(例:cortex.dfu)して保存

接続
 1.パソコンとGOTEKをUSBケーブルで接続
  ※GOTEK に電源の接続は不要です
  ※GOTEK の画面には何も表示されません
  DSC_2076ab
 2.ドライバが自動でインストールされない場合は手動で行う
  (1)「コントロールパネル」-> 「デバイスとプリンターを開く」
  (2)”不明なデバイス”のアイコンを右クリック、”プロパティ”を開く
   ※“STM Device in DFU Mode”のアイコンがある場合はドライバのインストールはされています
  ff_06a  ff_07a
  (3)”ハードウェア “ –> “プロパティ” –> “設定の変更” –> “ドライバーの更新”
          
–> “コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索” と辿り、[参照]を開く
  (4)ドライバがあるフォルダを選択、[OK]、[次へ]と進めてドライバをインストールする
   ※ドライバは書き換えソフトのインストール先にあります
    例:C:\Program Files (x86)\STMicroelectronics\Software\Dfuse v3.0.5\Bin\Driver
  (5)「デバイスとプリンター」で“STM Device in DFU Mode”のアイコンになっていればインストール完了

ブートローダ書き換え(この作業は最初に一度だけ必要)
 ff_10ab
 1.DfuSeDemo(Windowsのメニュー –> stmicroelectronics)を実行
 2.”Available DFU Devices”で、”STM Device in DFU Mode” が選択されているのを確認
 3.”Upgrade or Verify Action”枠内の[Choose]をクリック、作成した書込み用ファイル(例:cortex.dfu)を選択
   し、[Upgrade]をクリックする
  ※FlashFloppyの”v0.9.19a”からは同梱されている”dfu”ファイルを選択します。
 4.”読込プロテクトを解除します”の確認メッセージが表示されるので[OK]をクリック
 5.”デバイスに適したファイルか確認できないけど良い?”的なメッセージが表示されるので[OK]をクリック
 6.緑のバーに”Upgrade successful !”となれば書き換え完了
 7.ケーブル、ジャンパを全て外す
 8.GOTEKに電源を接続し、画面表示が ”F – F” になっているのを確認する
  DSC_1976aa

 うまくいかない場合はアダプタを使う方法(参照「GOTEK FDD Emulator の FF仕様(導入編)」)で行う

<参考>
・FlashFloppy Wiki  https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki



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