PC-88VA2 の修理(断線修理等)
・PC-88VA2 の修理(断線修理等)
・PC-88VA2 の修理(動作確認)
・PC-88VA2 の修理(画面が一部出ない調査)
・PC-88VA2 の修理(資料)
修理と言っても資料も知識も乏しいので大したことはできませんがコンデンサ交換はやってます。
ただ、修理しているつもりで逆に被害を大きくしてしまうことも。コンデンサも液漏れすることがありランドが取れやすくなってる場合など交換時にランドが取れてしまってジャンパを追加するハメになったり・・・。
コンデンサ交換
アルミ電解コンデンサは経年劣化してるので交換してます。
参考「PC-88VA2 のコンデンサ」
バックアップ電池液漏れダメージの修理
製造から数十年経過、現在故障原因の最悪たるものと言われる液漏れです。今回入手したVA2もやはりバッテリーの液漏れで断線してました。
断線なので繋げれば良いだけとも言えますがICの下など多岐にわたるとかなり面倒ですし接続先が判らないと直せません。
通電確認
断線していると思われるパターンを追ってテスターで通電の確認をします。
回路図のある機種なら良いのですが普通は無いのでICの下に潜ってると判らない場合も。
下地作り
今回は直接パターンを繋げたかったのでICなど取り外して下地づくりしました。入手可能なICなので最初に足の根本部分をカットしてIC本体部分を取り除いてから足を1本ずつ取り外しました。再利用したくても足が多いのと液漏れで腐食してたりするのできれいに外すのはかなり難しいです。
腐食部分を耐水ペーパー等でパターンの銅線が見えるまで磨きます(磨きすぎに注意)。運が良いとこれで断線が直る場合がある気がします(?)。完全に断線しているところは銅線がありません。
銅線部分をハンダメッキします。
※縮小してある画像はパターンがズレている場合があります
通電確認とジャンパ線
パターンを追って通電を確認。DIPなどならビニル線等でもジャンパは容易ですが、IC9などのような表面実装だとポリウレタン銅線でもハンダ付けするのは難しいです。
銅線が細くて密集していると厳しいですが、断線部分の銅線を直接ジャンパも可能です。特に外側のラインはIC1とコネクタ(CN4)の距離が遠く更に表と裏側になるので直接ジャンパしておきたいところです。
88VA2のパターンはかなり細いので 0.08mm のポリウレタン銅線を使用、ポリウレタン銅線をハンダメッキ後、パターンに合わせてハンダ付けしました。ハンダ付けした後にカットしてます。
・ハンダメッキしたパターンの断線部分をポリウレタン銅線で直接接続
密集している場所は直接ジャンパが難しかったのでICの足にポリウレタン銅線をハンダ付けしますがIC9は結構難しいです。
ポリウレタン銅線、ビニル線はハンダ付けした後、ホットボンドなどで固定してます。
パターンの確認には twitter 投稿の情報も助けになりました。
PC-88VAサウンドボード2ガチャことVA3修理。
— 佐藤 真一 (@WalCure) 2018年11月11日
電池周りの配線パターン接続先は大体こんな感じ pic.twitter.com/1ZWa23jrHd
修理について主に以下のサイトの情報を参考にさせてもらっています。
・Framのレトロハードメンテナンス記録 https://ameblo.jp/framgate/
・はにはにのヴィンテージPC新品再生ブログ http://hanihanisayoko.seesaa.net/
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