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X680x0 (X68000/X68030) 用 FDD 修理 (ステッピングモーター)

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 X680x0用FDDのステッピングモーターが回らなくなってしまったので交換しました。  ステッピングモーター軸のグリスが固着して回らなくなっていることがよくあるようですが、塗り直しても動きませんでした。 今回のFDDは”07”シールで XVI/030で使われているものです。   参照 :「 X680x0 用 FDD 型番いろいろ メモ 」 X680x0シリーズ、特に XVI/030 は高値で取引されていて FDDだけ ー 今回はステッピングモーターのために新たに入手するのは厳しいし本体ごと入手してもその本体のFDDはどうするんだという話に。FDD単体の出品も稀にあるようですが。。  ステッピングモーターの型番でネット検索したところモーター単体入手は判りませんでしたが使えそうなFDDを見つけました。  ・ 工作室の記憶    http://98epjunk.shakunage.net/    (フロッピーディスクドライブ関連 ” MD5501Sのメンテナンス ”)  PC-9801互換機 EPSON PC-286/386/486 シリーズの一部機種に使われているFDD( MD5501S )がX68用FDDそっくりです。しかも、06/07のステッピングモーターと同じフィルムケーブル。  (EPSONファンには申し訳ないですが)モーターくらいなら流用できそうなので使えることを願いつつMD5501S内蔵PC-386 を入手しました。本体数千円でも送料が高い。。 交換方法  FDDは繊細らしくヘッドの位置がズレたりすると正しくディスクを読み書き出来なくなると言うことで極力いじらないようにします。  左:今回は 丸 のネジ2箇所だけ外して少し強引ですがモーター部分を取り出し付け替えました。  中:左がX68用、右がMD5501S。レンズの歪みで大きさが違って見えますが実際はまったく同じです。  右:X68用FDDに付けたところ         ヘッドのズレなどが心配でしたが今のところ正常に動作しています。

X680x0 (X68000/X68030) 用 FDD 型番いろいろ メモ

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 X680x0のFDDの型番についてネットの情報なども合わせて集めてみました。分かる範囲のみ。メモ程度。 大分類  ・ ツインタワー 用(5インチ)   ・初代用   ・ACE/EXPERT/EXPERT II/SUPER/XVI/030用:CMECF0013CE01  ・ PRO 用(5インチ):CMECF0015CE01  ・ Compact 用(3.5インチ) 青 :カーバーシール 紫 :SHARPシール(MD5501Sはキャノン電子シール) 茶 :基板 ツインタワー用           初代用だけカードエッジコネクタの位置が異なるが仕様的には変わらないと思われるので使い回せるのでは?所有していないため未確認。 -> 初代機のFDDユニットはACE以降で使用不可(「Outside X68000」より)  初代用    丸いシール番号 で分類(確認できた番号: 02 / 04 / 06 / 07 )   ・ 共通 : K-61432-71  ACE/EXPERT/EXPERT II/SUPER/XVI/030用    丸いシール番号 で分類(確認できた番号: 02 / 03 / 04 / 05 / 06 / 07 )   ・ 共通 : CMECF0013CE01 / DMECF0013CEZZ /SEIKO EPSON SST-20C120L   ・ 02~05 共通: K-61433-02 / K-61432-72 / K36-0202-03 /ビニル   ・ 06~07 共通: K-61433-03 / K-61435-72 / K36-0291-02 /フィルム   ・ 02 / 03 :ACE   ・ 04 :EXPERT   ・ 05 / 06 / 07 :XVI   ・ 07 :030 PRO用        ・CMECF0015CE01  ・TEAC FD-55GFR Compact用           カバー記載番号 で分類(確認できた番号: 01 / 02 )  ・共通?: K36-0312-06 / K36-0339-01 /Sankyo MSBA020K02 番外:PC-98互換機 EPSON PC-286/386/486用 ・キャノン電子 MD5501S ・ K-61435-92 / K36-0349-02 /SEIKO EPS

FS-A1 FX / WX / WSX の FDDエミュを使った 2ドライブ化 (DSC編)

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 FS-A1ST に続き、FS-A1FX/WSXを2ドライブ化しました。ただし ドライブ2 にはFDDエミュレータが必要です。実FDDも使えないことはないのですがこの方法では安定しませんでした。  WXは未所有ですが FX 同様にできるのではないかと思います。  本体基板へのハンダ付けは1箇所のみなのですが FX/WX は極小なので難易度は高めです。 ハンダ箇所 :  基板裏側の IC2       TOSHIBA TC8566F/AF の 68ピン(Drive Select 1)  WSX は 68ピンからパターンが出ていて ”JB” とあるスルーホールに続いているのでここに結線します。  FX/WX の 68ピンはパターンがないためピンに直接はんだ付けする必要があります。こちらは AWG28など細いリード線かポリウレタン銅線 を使うのが良いのではないかと思います。 WSX  IC2:TC8566AF の 68ピンからのパターン先”JB”に表側からリード線を付ける。※すぐ側の▽が70ピン       FX/WX  IC2:TC8566F の 68ピンに直接ポリウレタン銅線などを付ける。※すぐ側の▽が70ピン  写真ではAWG28のリード線をハンダ付け後にホットボンドで固定してます。       自作基板  ドライブセレクト(DS)以外はFDDのコネクタ(ドライブ1)からそのまま使用します。  ドライブ2はFDDエミュレータでのみ使用して、ドライブ1は 実FDDとFDDエミュレータを切替できるようにしてあります。  構成1・・・ドライブ1:実FDD      ドライブ2:FDDエミュレータ  構成2・・・ドライブ1:FDDエミュレータ ドライブ2:FDDエミュレータ 構成1なら 実FDDとFDDエミュレータでファイル交換が可能です。 今回は実ドライブは1つだけなのでスリムFDDではなく元々のFDDを使用。カバーの加工も不要です。       実FDDとFDDエミュの切替はFDDエミュ接続用の基板のジャンパーピンで行います。       ※単にドライブ2 を使いたいだけであればドライブ1 のDS0を引き出したDS1に置き換えるだけです。