GOTEK FDD Emulator の FF仕様(使用方法編)

使用方法は3種類あります。
 ・Native mode    設定ファイル不要。 FlashFloppy の標準モード。
 ・HxC Indexed mode HxC仕様 GOTEK の Indexed modeと同じ使い方。
            (「GOTEK FDD Emulator の HxC仕様(使用方法編)」参照)
 ・HxC Autoboot mode HxC仕様 GOTEKの Autoboot modeと同じ使い方。
            Amigaなど主に海外レトロPC向けなので、ここでは説明省略。

0.ジャンパの設定
 GOTEKが1台の場合、ジャンパピンを”S1”から“S0”に変更
 GOTEKが2台の場合、1台はジャンパピンを”S1”から“S0”に変更
 
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1.Native modeの画面による違い
 ・7セグメントLED画面 元からついている画面
 ・OLED画面      オプションでOLED画面を付けた場合

2.フロッピーディスクイメージ形式
 複数のイメージ形式に対応していますが、判らなければHFE形式に変換するのが良いと思います。
 変換方法は「HxC Floppy Emulator の設定・使い方 (ソフト編)」を参照
 
拡張子を”.HFE”として任意のファイル名が可能
 GOTEKの画面では以下のように表示されます。
 ・7セグメントLED画面
   ファイル名ではなく、順番に数字で表示されます
 ・OLED画面
   ファイル名が表示されます
 <追記>
 v3.39からPC-98の2HDべたイメージ(拡張子”.HDM”)に対応しています。
 X68000等でも べたイメージ(拡張子”.XDF”)はPC-98と同様、変換せずに使用可能です。
 ただし、拡張子は”.HDM”とする必要があります
 ※XDFはX68用ではなく他の形式の拡張子として使われています。
 ※PC-98用としては拡張子”.FDI”も使用可能です。
 PC-98の べたイメージ形式を使用したい場合は、設定ファイル(FF.CFG)の host設定をpc98にします。
  host = pc98

3.操作方法
 左ボタン/右ボタン:ファイルを変更
 
 2秒ほど操作をしないと自動的にディスク挿入状態になります
  ディスクの取り出しはファイル変更で対応
  ※設定ファイル(FF.CFG)で”twobutton-action = eject”にすると左右同時押しで”挿入・取り出し”にできます
 セレクトボタン(オプション):押下で挿入・取出しが可能

4.設定ファイル(FF.CFG)
 ”Native mode”の設定はGOTEKのメモリ内に保存されているので通常、設定ファイルは不要ですが、設定ファイル(FF.CFG)を使うことで、FlashFloppyの設定(メモリ内)を変更することができます。
 設定ファイルを USBメモリに入れGOTEKを起動すると設定がメモリに保存され、次回以降有効になります。
 設定ファイルではディスクの自動挿入までの秒数などの変更が可能で、サンプルが”examples”フォルダに入っています。
設定項目(一部)
host = pc98         PC-98やX68000の べたイメージ(HDM)を使用したい場合
ejected-on-startup = no    起動時にファイルを未挿入状態にする(yes/no)
image-on-startup = last    起動時に選択されるファイル(last:前回のファイル、など)
autoselect-file-secs = 4    自動でディスクを挿入状態にするまでの秒数(0:なし、1~255)
autoselect-folder-secs = 4   自動でフォルダを選択するまでの秒数(0:なし、1~255)
twobutton-action = zero    左右ボタン同時押し(zero:最初のファイル、eject:挿入・取出し)
step-volume = 20       圧電サウンダのボリューム設定(0~20)

5.その他
 ・ファイルはファイル名順ではなく(FAT?)登録順。-> いつからかファイル名順になってます。
 ・フォルダを使用可能

<追記>レトロPCとの接続
 レトロPCで言う8ビット機(PC-88、X1、FM77AV等)はそのまま接続できることが多いですが、16ビット機以降(PC-98、X68000、FM TOWNS等)は変換コネクタや追加の機能が必要だったりする場合が多いと思います。
PC-98
 PC-9821の後期機種ではそのまま使えそうですが、ほとんどの場合 コネクタの変換だったりVFO回路の追加が必要だったりすると思います。
X68000
 コネクタは一緒でも  FDDに追加の機能があるので そのままでは使えないです。expfd.x/s_expfd.rと言うソフトを使えば そのまま使える可能性はあります。
 参考HxC Floopy Emulator から Human68k を起動
FM TOWNS
 後期機種ではそのまま接続できそうですが、ほとんどの場合コネクタの変換が必要と思います。

<参考>
・FlashFloppy Wiki  https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki



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