FS-A1 FX / WX / WSX の FDDエミュを使った 2ドライブ化 (DSC編)

 FS-A1ST に続き、FS-A1FX/WSXを2ドライブ化しました。ただし ドライブ2 にはFDDエミュレータが必要です。実FDDも使えないことはないのですがこの方法では安定しませんでした。
 WXは未所有ですが FX 同様にできるのではないかと思います。

 本体基板へのハンダ付けは1箇所のみなのですが FX/WX は極小なので難易度は高めです。

ハンダ箇所
 基板裏側の IC2       TOSHIBA TC8566F/AF の 68ピン(Drive Select 1)

 WSX は 68ピンからパターンが出ていて ”JB” とあるスルーホールに続いているのでここに結線します。
 FX/WX の 68ピンはパターンがないためピンに直接はんだ付けする必要があります。こちらは AWG28など細いリード線かポリウレタン銅線 を使うのが良いのではないかと思います。

WSX
 IC2:TC8566AF の 68ピンからのパターン先”JB”に表側からリード線を付ける。※すぐ側の▽が70ピン
 wsx_1a wsx_2a wsx_3a

FX/WX
 IC2:TC8566F の 68ピンに直接ポリウレタン銅線などを付ける。※すぐ側の▽が70ピン
 写真ではAWG28のリード線をハンダ付け後にホットボンドで固定してます。
 fx_2a fx_3 fx_4

自作基板
 ドライブセレクト(DS)以外はFDDのコネクタ(ドライブ1)からそのまま使用します。
 ドライブ2はFDDエミュレータでのみ使用して、ドライブ1は 実FDDとFDDエミュレータを切替できるようにしてあります。
 構成1・・・ドライブ1:実FDD      ドライブ2:FDDエミュレータ
 構成2・・・ドライブ1:FDDエミュレータ ドライブ2:FDDエミュレータ

構成1なら 実FDDとFDDエミュレータでファイル交換が可能です。

今回は実ドライブは1つだけなのでスリムFDDではなく元々のFDDを使用。カバーの加工も不要です。
 DSC_3333aa DSC_3335aa 
実FDDとFDDエミュの切替はFDDエミュ接続用の基板のジャンパーピンで行います。
 DSC_3338aa DSC_3337aa DSC_3322a

※単にドライブ2 を使いたいだけであればドライブ1 のDS0を引き出したDS1に置き換えるだけです。

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