PC-9821as ファイルスロットFDDの置き換え
ファイルスロット用 αデータ AD-F50FAの5インチFDD TEAC FD-155GF 004-U がディスクを読めなくなってしまったので、手元にあった薄型5インチFDD CANON MD5501S に交換することにした。
当然、AD-F50FAそのもの、あるいは FD-155GFが手に入れば良いんだけどね..
当初は簡単にできるかと思ったけど やたら手間がかかってしまった。
対応内容
1.スロットFDDコネクタ用カードエッジ基板の作成
2.電源コネクタ小4ピンから大4ピンへの変換
3.ボックスピン から カードエッジコネクタへの変換
4.density信号の反転
5.FDDマウンタの作成
6.FDDフロントベゼルの作成
※ただ接続したいだけなら 2~4だけで良さそう
1.そのままだと、MD5501Sのモーター等がVFO基板に接触して取り付けできないのでカードエッジだけの基板を作成してVFO基板とをケーブルで接続させた
※ちなみに44ピンのカードエッジコネクタが見つからないので50ピンで代用
※カードエッジ基板のボックスピンを下向きにするつもりが上だった。。
2.MD5501Sは電源コネクタが大きいペリフェラルコネクタなので変換ケーブルを作成
3.また、FDDコネクタもカードエッジなので こちらも変換ケーブルを作成
4.MD5501Sはエプソン機用のFDDで 2ピンのDensity信号が反転しているので 反転を戻す。
・工作室の記憶 https://98epjunk.shakunage.net/
(“FDD関連 (2)デスクトップPC用「エプソン98互換機の内蔵FDDのDensity信号」”)
ジャンパーピンでの設定変更はできないけど 基板を追ってみると TD62003F(IC4)の1番ピンに繋がってる。TD62003を調べると ここで信号を反転しているようなので
(1)出力側である16番ピンをランドから剥がして接触しないようにする
(2)1番ピン側と16ピン側を直接ビニル線で接続
すれば反転しない信号になる
5.そのままスロットに入るかと思いきや入らない。なんとFDDマウンタがはみ出している分 厚かった。なので、3Dプリンタで外側に はみ出さないFDDマウンタを作成。
6.で、やっと完成! 無加工フロントパネルに FDDベゼルを3Dプリンタで作成してなんとか収めた。ギリギリだけど。
部品の入手から基板作成、3Dプリンタ出力と大変なんで やる人いるとは思えないけど・・・
カードエッジ基板のガーバーデータとFDDマウンタ、ベゼルの3Dプリンタ用ファイル
※個人での利用にお使いください。
・9821as slot fdd.zip
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