X680x0 メガディスプレイ (ドットクロック オシレータ交換)
メガディスプレイ・・・X68000、X68030の高解像度のモニターへの表示は SX-Window使用時に効力を発揮します!
まぁ、現在では SX-Windowを使う機会は無い(!?)ですが当時入手が難しかった高クロックのオシレータが現在ではお手軽に入手できるので試してみたくなりました。
プログラマブルで イネーブル/ディスエーブル機能付き、しかも正方形なのでそのまま置き換え可能です。
最高133MHzですが一般的なXGAの65MHzに合わせて130MHzを使用しました。X68030では130MHzの半分65MHzで使用されます。
・CPPT4-HTOPT マルツ、Digi-Key 等
メガディスプレイ についての詳細は以下の雑誌・書籍など参照下さい。
・Oh!X 1994/06, 1994/09
・X68030 Inside/Out
使用環境
・X68030
・cocopar(参照「レトロPCで使うモニター(cocopar 13.3)」)
X68030(とcompact)は普段使用しない50MHzがあるので完全に置き換えても良さそうです。
100MHz
Oh!X等で紹介されていて当時一般的に入手可能な最高周波数だったようです。レジスタへの設定値がOh!Xに載っているのでそのまま設定するだけです。
1024x768ノンインターレース
きれいに映りました
1024x1024インターレース
サポート外 で表示されず
130MHz
今回入手した最高周波数。結果から言うと正常表示されませんでした。
一般的なXGA(1024x768/60Hz)のドットクロック65MHzでの設定値は以下ですが信号なしとなってしまいます。
また、”CRTC operater”と言う動的に設定を替えて表示を確認できる便利なソフトを使用して色々な設定値を試してみましたが 同じ設定値にかかわらず信号なしだったりありだったり不安定です。たとえ信号ありで表示されても真っ白だったり縞模様だったりで130MHzはダメなようです。
※左の写真は設定中の画面で設定値は反映されていません。
100~130MHzの間で試すことも可能ですが自分的には低い周波数を購入し直して試すほどの興味はなく・・・ついでがあれば試すかもしれませんが。
・CRTC operater Vector
“-n”オプションでの50MHz部分を100/110/120/130MHzに書き換えたものを置いときます。カーソルが表示されない不完全ですが。。
・crtc100-130 Google Drive
IC(VIPS)の温度
100MHzでSX-Windowsを暫く使ったときに簡易的に計ってみました。高いのかよく判りません。内部はもっと高温だと思いますが使用上は(短時間ですが)問題は発生しませんでした。ただ Oh!Xの記事によると負荷が高く異常が発生するので冷却が必要なようです。
<参考>
・VGA Signal Timing http://tinyvga.com/vga-timing
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