D88 形式へのダンプと 書き戻し(旧型PC編)

 D88形式ファイルのダンプ・書き戻し方法はいくつかありますが旧型Windows 機を使った方法です。
以下のようなPCを用意する必要があります。

旧型のPC/AT Windows機
 ・34ピンコネクタのFDDを直接接続(内蔵)できる
 ・OSが Windows 2000 または WIndows XP 以降
3.5’’FDD や 5’’FDD
 ・3.5’’ 2HD の場合は「PC/AT Windows 機に接続の 3.5’’FDD を レトロPC 仕様に改造」したドライブ
 ・5’’FDDは「PC/AT Windows 機に 5’’FDD を接続」などを参照

手順
1.ツールの入手とインストール
 ・SAMdisk           http://simonowen.com/samdisk/
 ・fdrawcmd.sys(Fdinstall.exe)  http://simonowen.com/fdrawcmd/
 1. Fdinstall.exe を実行して fdrawcmd.sys をインストールする
 2. SAMdisk[バージョン].zip ファイルをアクセスしやすい場所(“C:\samdisk”等)に解凍する

2.ダンプ
 1. イメージ化したいフロッピーディスク(FD)をFDDに入れる
 2. 3.5’’ 2HDディスクの場合は改造したFDDの回転数を”360”回転にする
 3. コマンドプロンプト(MS-DOS)を起動
 4. SAMdiskのフォルダ(“C:\samdisk”等)に移動
  ※バックスラッシュ”\”になっていますが、キーボードでは円マークです

C:>cd \samdisk samdiskフォルダに移動

 5. samdisk でd88 形式(例:fname.d88)にダンプする

C:>samdisk.exe a: fname.d88 AドライブのFDを fname.d88にダンプ

 6. 2D未対応のFDDで2D ディスクをダンプする場合は”-d”オプションを付ける

C:>samdisk.exe a: fname.d88 -d

 7. samdiskのフォルダにダンプしたファイルが作成される

3.書き戻し
 1. 書き戻しに使うFDをFDDに入れる
 2. 書き戻したい D88 形式のファイルを SAMdiskのフォルダ(“C:\samdisk”等)に入れる
 3. 3.5’’ 2HDディスクの場合は改造したFDDの回転数を”360”回転にする
 4. コマンドプロンプト(MS-DOS)を起動
 5. SAMdiskのフォルダに移動

C:>cd \samdisk samdiskフォルダに移動

 6. samdisk でd88 形式ファイル(例:fname.d88)を書き戻す

C:>samdisk.exe fname.d88 a: fname.d88 を AドライブのFDに書き戻し

 7. 2D未対応のFDDで2Dディスクの書き戻しをする場合は”-d”オプションを付ける。
  ただし、実機(PC88など)が2D専用FDDの場合は書き戻しても読み込めないと思ったほうが良い。

C:>samdisk.exe fname.d88 a: -d


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